ニホンアカガエルやモリアオガエルの産卵場所になっているトンボ池とホタル池は、放っておくと土砂が堆積し、陸地と化します。これを防ぐため、観察の森では堆積した土砂の除去作業を毎年冬場に行なっています。
その作業を昨日、レンジャー4人に、今年大学に進学し両生類の研究を志すY君が加わり、手分けして実施しました。2020-01-30-1

今冬は作業の実施が例年より少し遅くなり、トンボ池ではすでにニホンアカガエルの産卵を確認していましたが(1月21日に卵塊1つ)、8日ぶりにトンボ池に行ってみるとその数はなんと68個に達していました。2020-01-30-2
1月中にこれだけの数をトンボ池で確認するのは初めてです。ホタル池の方でも16個とこれまた記録的な数です。このところ続く季節外れの暖かさと降雨で一気に繁殖活動が活発化したのでしょう。作業中もニホンアカガエルの鳴き声や姿を確認できました。(斉藤)2020-01-30-3

1月21日に巡回調査を行ないました。
天気は晴れで暖かく、調査日和でした。

森では、野鳥たちが活発に活動していました。

まずは、ジョウビタキ。
写真①
【オス】

写真②
【メス】

特に、メスはあちこちで姿を見ました。近くにやって来て、じっとこちらを観察しているようでした。

ルリビタキもよく見かけました。
写真③
センター周辺にいるいつものオスと、

写真④
木の実を食べに来たメス(またはオスの幼鳥かも)を観察できました。

ほかにも、
地面に落ちた木の実を食べていたシメや、
写真⑤


草の種子などを探しているアオジの姿も見られました。
写真⑥


鳥以外では、
北側のトンボ池で、まだ1つだけでしたが、ニホンアカガエルの卵塊を確認しました。
写真⑦

ニホンアカガエルは、他のカエルよりも早い時季(この森では1月下旬~2月上旬頃)産卵を始めます。

また、暖かかったためか、久しぶりにチョウが姿を現しました。
写真⑧
【成虫で越冬するムラサキシジミ】

冬の森でも、よく目を凝らしてみると様々な生きものとの出遭いや発見がありそうです。(植阪)

毎年11月頃になると、越冬のためこの森にやってくるルリビタキ。
森を歩いていると、各所で鳴き声をよく聴きます。
センター周辺にも居着いているようです。

昨日(1月18日)は、藤棚の藪の中から『グッ ググッ』という声が聴こえ、じっと待っていると…
写真①

青い小鳥が登場!オスのルリビタキです。逆光で実際の色が伝わりづらいですが、比較的きれいな青色です。

本州では主に標高の高い山で繁殖し、越冬期は低地などの藪に来て単独で行動し、なわばりをつくって過ごします。

写真②

しばらくそっと観察していると、地面に降りてコケをくわえて飛び立ったり、枝の上で木の実を食べたりする姿が見られました。(その場面は撮影できませんでした)
写真③


また、最後には近くにいたオスのジョウビタキ(この個体も居着いていると思われる)
写真④

と追いかけ合い(なわばり争い)をして、藪の中に飛んで行きました。

普段は藪の奥の方にいて姿を確認するのは一苦労のルリビタキ。今回は運良く間近でじっくりと観察でき、貴重な時間でした。(植阪)

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