10月6日の朝のこと。「ん!?」、聞き耳を立てると、センター前の木立の上から「シィッ」「シィッ」と密やかな声が。5月以来久々に聞くこの声の主は、冬鳥のシメでした。
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[シメ 2018年12月19日撮影]
観察の森でシメの渡来を初めて確認するのは10月下旬以降がほとんどで、こんなに早い確認は初めてです。
葉が茂った立木の高い所にいるため姿を見るのはなかなか難しいですが、6日以降毎日センター周辺で声を確認しています。(斉藤)

今日は半日かけて桜山貯水池沿いルート~中央広場~北側ルート~センター周辺を踏査し、池でも森でも秋の渡り鳥を確認しました。

まずは歩き始めてすぐ、桜山貯水池に浮かぶ1羽の水鳥を発見。遠いのでその場では同定できず、写真を撮って後ほどセンターで確認し、黄色い虹彩と冠羽の特徴からキンクロハジロと判断しました。ただ、くちばしの形状など、ちょっとキンクロハジロらしくなく見えるのでキンクロハジロと他の種との交雑個体なのかもしれません。
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[2枚は同じ個体です]

森の方は、中央広場~北側ルートでは何も新しい出会いはなかったのですが、最後の最後に立ち寄ったセンター周辺の水飲み広場でコサメビタキに出会うことができました。190916-3

これからいよいよ渡り鳥のシーズンです。(斉藤)

レンジャーが交代で毎月3回行っている森の巡回調査。
今回は、今月下旬の巡回調査で確認できた生きものたちを少しご紹介します。

まずは、こちら。
写真①

今、森を歩いていると、どんぐりと葉の付いたコナラの枝が地面に落ちているのをよく見かけます。
どんぐりの殻斗(ぼうし)の辺りをよく見ると、小さな穴が開いています。
実はこれ、ハイイロチョッキリという昆虫がどんぐりの中に卵を産み、枝ごと切り落としたものです。
写真②

孵化した幼虫は中でどんぐりを食べて育ちます。

次も、少し変わった虫です。
ヤマザクラの幹にいたのは、
写真③

ヨコヅナサシガメの幼虫でした。サシガメのなかまは、昆虫を捕まえて体液を吸います。
この時はなんと、4匹で1匹の虫を取り囲んで吸っていました!

ほかには、水路の近くにいたハグロトンボや、
写真④


葉っぱの上で休んでいたコバネイナゴ、
写真⑤


ツマグロバッタ、
写真⑥


コアオハナムグリ、
写真⑦


チャバネセセリなど
写真⑧


夏の森で、様々な生きものを観察することができました。
次の巡回調査では、どんな生きものに出会うか楽しみです。(植阪)

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