観察の森では今、ツクツクボウシを主としたセミの声がにぎやかですが、この森で繁殖していた小鳥のさえずりはほとんど聞かれなくなりました。まだ毎日のようにさえずっているのはホオジロだけで、ホトトギスは8月3日、ウグイスは8月10日を最後に聞かなくなりました。キビタキとセンダイムシクイはもっと早く、7月18日が最後でした。
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[さえずるホオジロ]

一方で、8月15日にはあまりなじみのない「ヒーツーキー」というさえずりが聞かれました。エゾムシクイです。
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[エゾムシクイ? ヤンマ池にて 8月15日]

エゾムシクイは亜高山帯の針葉樹林などで繁殖する夏鳥です。この森に現れたということは、もう熱帯の越冬地への渡りが始まっているということでしょう。

同じく繁殖期には聞かれなかったサンショウクイの鳴き声(「ピリリリ!ピリリリ!」という特徴のある声)も昨日聞きました。こちらも夏鳥ですから渡りの途上だったのでしょう。

ちなみにサンショウクイは低山帯で繁殖します。昨年、観察の森で初めて繁殖期を通して確認し、今年も期待していたのですが、残念ながら定着しませんでした。(斉藤)
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[サンショウクイ 昨年の7月に撮影]

7月14日に行ったキッズレンジャークラブは、山頂を目指して歩く南側3キロコース。
水分補給をこまめにとりながら、活動しました。
子どもたちは元気です!

写真①
[とにかく、すぐになにかを捕まえるのです]

写真②
[山頂で記念写真]

写真③
[ノートへの記入も一生懸命です]

写真④
[今日もこんなに!]


意外と元気に歩けた3キロコース。
これで、ほとんどのコースを踏査したことになりました。
8月は活動はお休み。
9月にまた元気で会おうね!
(大津賀)

セミの季節が到来。
森では今、ニイニイゼミを主としたセミの大合唱が鳴り響いています。
夏、観察の森に現れるセミは、ニイニイゼミ、アブラゼミ、ヒグラシ、クマゼミ、ツクツクボウシ、ミンミンゼミ、チッチゼミの7種ですが、チッチゼミを除くセミの声は今年すでに確認しています。
おもなセミの初鳴き日(鳴き声を初めて確認した日)は以下のとおりです。
ニイニイゼミ 6月28日
ヒグラシ 6月30日
アブラゼミ 7月8日
ツクツクボウシ 7月20日
過去20年の平均と比べると、ニイニイゼミとツクツクボウシはほぼ同じで(ニイニイゼミが1日遅く、ツクツクボウシが1日早い)、アブラゼミがやや早く(4日早い)、ヒグラシがかなり早く(11日早い)なっています。

セミに関して気になることがひとつ。
ここ1~2週間、アブラゼミの死骸をよく目にしました。シーズンの終り頃に見かけるのは普通ですが、こんな早い時期からというのはちょっと不思議です。
ちなみにアブラゼミより早くから発生し、数もずっと多いニイニイゼミの方はまだほとんど死骸を見かけません。(斉藤)
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[アブラゼミの死骸]

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