トラツグミは冬鳥。数はごくわずかですが観察の森にほぼ毎シーズンやってくる常連客です。
同じヒタキ科の冬鳥で観察の森の常連のジョウビタキ、ルリビタキ、シロハラ、ツグミなどが秋の10月~11月に渡来するのに対し、トラツグミはだいたい真冬になってから姿を現します。
年が明け、まだなのかと思っていたところ、今回の寒波が到来しはじめた1月11日、ネイチャーセンターを訪れたバードウォッチャーのお客さんからセンターの前で見たという情報が寄せられました。
13日にはレンジャーも同じ場所で確認することができたほか、東入口付近でも別の個体を目撃しました。
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[1月13日 東入口付近にて]

1月7日の朝、ベランダから見える桜山貯水池にカモの群れを発見。
望遠鏡で覗いたところ、トモエガモでした!
総数42羽(オス21羽、メス21羽)の群れです。
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朝から夕方まで群れのままで、警戒心が強いのか、対岸よりを行ったり来たりしていました。

実は、昨年末の12月19日にも18羽(オス9羽、メス9羽)の群れが見られました。
このときは比較的近距離の県立こどもの館付近におり、ほとんどのカモは昼寝中でしたが、少しの間起きたオスの巴模様の頭を、なんとか写すことが出来ました。
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トモエガモは冬鳥で、渡来数は全国的にみて多くありません。
環境省レッドリストでは絶滅危惧II類に指定されています。
桜山貯水池では年によって数羽がまれに見られる程度です。
1987年に観察の森のレンジャーが調査を始めてからこれまでに一番多いカウント数は1991年の26羽でしたが、新年(酉年ですね!)早々にレコードを塗り替える事になりました。

片岡

敷地北側の谷部に造成された小さな調整池(通称トンボ池)はトンボなど昆虫類の生息地であるだけでなく、ニホンアカガエルやモリアオガエルの産卵・生育場所にもなっています。
このトンボ池には毎年のように大雨で土砂が流れ込み、そのたびに水際付近の土砂だけは取り除いて一定の水面を確保するものの、全部の土砂を取り除くことはできずにいました。
その手をつけられずにいる部分に数年前からハンノキやススキが生育しはじめ、いよいよ放っておけなくなったため、去る12月23日と25日、ボランティアグループききみみずきんに協力を募り、土砂と植物(おもにハンノキとススキ)の除去作業を実施しました。

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[作業開始時]

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[休憩しているとジョウビタキがやってきて虫をゲット]

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[作業終了時]

2日に渡る作業の結果、今回一番の目的であった植物の除去は終えることができましたが、堆積した土砂をすべて取り除くことはそう簡単にできそうにありません。
とりあえず来年早々にもう一回作業をして、2月から本格的に始まるニホンアカガエルの産卵に十分な水面を確保したいと思います。

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