一昨日、センターの事務室で窓際の机に向っていると、
窓の外のアラカシの枝がガサガサと揺れました。
ヒヨドリ?...にしては激しい揺れ方です。
しばらくして葉陰から現れたのは、
150404アオバト1

なんとアオバトでした。
枝にまだ残っているドングリを食べに来たようです。

アオバトは観察の森では冬期と渡りの時期にまれに確認される鳥です。
大概、葉が茂った高木の樹冠部にいるので、発見しづらく、
また見つけても満足に観察できないことが多いのですが、
この日は4~5mの至近距離から、しかもほぼ目線の高さで観察することができました。
ガラス窓が閉まっているからでしょうが、それにしても大胆な個体です。
150404アオバト2

5分ぐらいじっとしていましたが、センター前に車が近づくと飛び去りました。
150404アオバト3


同じ個体と思われるアオバトが昨日も一度やってきましたが、
150404アオバト4

今日は姿をあらわしませんでした。



けさ、早朝に野鳥観察をされていた森のボランティアWさんから「夏鳥のセンダイムシクイを確認した」との情報があり、さっそくヤンマ池方面へ。

いました、いました。
桜峠の手前からヤンマ池までの谷筋の道を500mほど歩く間に6箇所から「チヨチヨビー」とセンダイムシクイ独特のさえずりが聞こえてきました。
20150402センダイムシクイ130413
(さえずるセンダイムシクイ 2013年4月13日撮影)

今年は例年よりかなり早い初認です(ちなみに昨年の初認日は4月7日でした)。
しかも初認日にこれだけの数が確認されるのも珍しいことです。

3月26日のこと、事務所で棚のすき間に置いてある
スチレンボードをひっぱりだしたところ
20150329ウズタカダニsp1

裏に体長が1~2mmの小さな生きものがついていました。
20150329ウズタカダニsp2

黒っぽくて、触ると金平糖のように硬いです。
よく見ると足が8本あるので、どうやらダニのようですが、何ダニなのか見当がつきません。

井内レンジャーが写真を撮影し、兵庫県立人と自然の博物館の山内健生先生にお送りしてお聞きしてみたところ、すぐに、「ササラダニの一種でしょう」と回答をいただきました。
ササラダニの仲間なら人に寄生することはないので一安心です。
20150329ウズタカダニsp3

ササラダニの仲間ということで井内レンジャーがさらに調べたところ、ダニ目、ササラダニ亜目のウズタカダニ科の一種ではないか?というところまでたどり着きました。

図鑑「日本産土壌動物検索図説」には

(ウズタカダニ科は)「背面には幼虫から若虫時代の脱皮がらを順に重ねてしっかり固着させており、カタツムリのような姿をしている。行動は極めてのろい。」

とあります。

古い家屋や寺院のかやぶき屋根に大発生することもあるそうで、落ち葉などの腐植を食べるそうです。

面白いダニですが、小さすぎて目立たなかったからでしょう、レンジャーの誰も、これまで森で発見したことはありませんでした。


ところで、

姫路市自然観察の森では
5月31日(日)10:00~12:00
「マダニの生態を探る」~知っておきたいマダニの話~

を開催します。講師は今回お世話になった兵庫県立人と自然の博物館の山内健生先生です。

詳しくは「イベント情報」のページをごらんください。

http://urx.nu/iUKF

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