番号札7付近にある樹液の出るコナラの木(通称三又コナラ)にはいろいろな種類のスズメバチがやってきますが、先日、いつも見慣れているのとは一見して異なる黒っぽいスズメバチがいました。
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[8月14日撮影]
チャイロスズメバチです。
全国的に個体数は少なく、とくに中部地方より南では稀な種で、この森では昨年の6月に初めて確認されたばかりです。
このスズメバチが特異なのは体色だけではなく、ほかのスズメバチの巣をのっとるという繁殖手段もそうです。
ターゲットになるのはモンスズメバチかキイロスズメバチの女王で、それらを刺し殺して巣を奪い、そこにいる働きバチも利用して繁殖をおこなうそうです。
昨年につづき今年も現れたということは、観察の森の構成メンバーとしての地位を獲得したのかもしれません。

きょうは森のボランティアグループききみみずきんによる「平日ガイドウォーク」の日。リーダーのTさんをはじめ5人のスタッフが集いました。
連日猛暑の中、はたして参加者はあるのか?とちょっと不安でしたが、4歳から小学2年のこどもさんとその保護者の方が4組、計9人が見えられました。
こどもたちはセミの抜け殻やカナヘビなどの生き物を活き活きと探しながら2kmのコースを元気に歩ききりました。
大人の参加者には今が花盛りのクサギなど植物の解説も好評のようでした。
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イヌザンショウを観察
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見つけたセミの抜け殻を標本で種類しらべ
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樹液が出ているアラカシの木で昆虫さがし

この3ヶ月間に自動撮影カメラの前を通った動物は以下のとおりです。

5月期
ニホンジカ、イタチまたはチョウセンイタチ、テン、アナグマ、タヌキ、ネコ、コジュケイ、ハシブトガラス
6月期 
ニホンジカ、テン、アナグマ、アライグマ、キツネ、ネコ、コジュケイ、キジバト、ハシブトガラス
7月期 
ニホンジカ、ニホンノウサギ、アナグマ、タヌキ、ネコ

今回のトピックの一つは、6月3日から今年生まれの子ジカが登場したことです。
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もう一つのトピックは、2年前の9月にこの場所で定点撮影を開始して以来はじめてニホンノウサギ(以下ノウサギ)が撮影されたことです。
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ノウサギは10年ぐらい前までは時々園内で出会うこともあったのですが、最近は糞などの痕跡すらほとんど見られなくなっています。
実は今年の春先、自動カメラの設置地点からそう遠くない場所に小規模の伐開地を作ったのですが、本来こういった場所を好むノウサギが誘引されてきたのかもしれません。
しかし、ノウサギが写っていたのは6月16日から29日までで、それ以降はふっつりと途絶えてしまいました。
人知れず生死のドラマがあったのかもしれません。

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