9月18日、森の南斜面のトレイルを歩いていて、一本の木に多数のヤマガラが往来している光景に出くわしました。その木はエゴノキ。エゴノキには実がたわわにぶらさがっており、ヤマガラはその実を取りに来ているのでした。ヤマガラは冬の食料難に備え、エゴノキの実を方々に隠して貯めておくそうです。150923-1

ヤマガラは実をくわえると大概そのまま飛び去りましたが、木にとどまり、実を食べる場面も見られました。
お目当ては実の中にある種子で、写真のように両足で種子を固定し、くちばしで硬い皮を叩き割って中身を食べていました。150923-2
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正確に測ったわけではありませんが、感覚的にはヤマガラは数秒単位で途切れることなくこの木にやって来ていたので、その総数は相当なものだったと思います。
今年、観察の森ではエゴノキが不作なため、この一本の木に殺到したのでしょう。
昨日、その木を訪れてみると、実はすっかり無くなり、ヤマガラの姿もありませんでした。

越冬地へと移動していく夏鳥を目にする季節です。
9月5日のブログで、サンショウクイを8月29日に今季はじめて確認したことをお伝えしましたが、その後も頻繁に目撃されています(きのう、今日は確認していません)。
一方、昨年は9月6日に初めて確認されたコサメビタキは今年なかなか姿を現しませんでした。
ネイチャーセンターから歩いて2~3分の「水のみ広場」周辺はコサメビタキのお好みのスポットで、渡りの時期には必ずと言ってよいほど姿を現します。そこで毎年、9月に入った頃から日に一度はここを訪れてコサメビタキの出現をチェックしています。
今年は長らく空振りの日が続いた末、昨日ようやく姿を確認しました。
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[9月17日 水のみ広場付近にて]
きょうは「水のみ広場」で確認したほか、北側の「コナラ広場」付近でも見つけました。
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[9月18日 コナラ広場付近にて]
これからしばらくはコサメビタキを見る機会が増えると思います。

「菌輪(きんりん)」という言葉を知っていますか?
キノコが生えているところをたどっていくと、まるく輪になっている状態を指します。英語ではフェアリーリング(妖精の輪)と言います。
菌輪がなぜできるのか?
キノコの胞子から発芽した菌糸は発芽地点から放射状に等しい速度で生長するので円形になり、古い菌糸は死滅するので円周部が環状に残り、そこから子実体であるキノコが生えるからだと考えられています。

先日、白くて雪だるまのようなテングタケのなかま(たぶんシロオニタケ)を見つけました。ふと周りをみると、いろんなステージの同じ種類と思われるキノコが並んでいました。菌輪1
菌輪3
菌輪2

どうでしょう?丸く輪を描いているように生えていませんか?菌輪4


さまざまなキノコが菌輪をつくります。キノコを見つけたら、そのキノコの周りも観察してみてください。

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