秋風が吹き始めました。
今日のように天気が良いと、朝からツクツクボウシとチッチゼミがまだまだにぎやかですが、
クサヒバリ、モリオカメコオロギ、ミツカドコオロギ、エンマコオロギなどのコオロギ類やオナガササキリなどのキリギリス類が奏でる音もしっかりと耳にとどくようになってきました。
クサヒバリ
クサヒバリ「チリリリリ・・・」
オナガササキリ
オナガササキリ「シリリリ、シリリリ、・・・」

この時期になると楽しみなのが越冬地へ移動していく夏鳥との出会いです。
8月29日にはサンショウクイの群れを、8月30日にはエゾムシクイのさえずりを確認しました。
サンショウクイ(120912撮影)
サンショウクイ(2012年9月12日撮影)
つぎに出会うのはコサメビタキでしょうか。昨年は9月6日に初めて確認されています。
コサメビタキ(120921撮影)
コサメビタキ(2012年9月21日撮影)

先日、団体下見の対応で森を歩いていた大津賀レンジャーが、鳥の巣箱にスズメバチが営巣しているのを発見しました。
スズメバチは黒く、チャイロスズメバチのようだったと言うので確かめにいってみると、まさしくチャイロスズメバチでした。1508291
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この森でチャイロスズメバチの営巣は初記録です。
ハチの数は見えている分だけでも40~50頭。巣箱の中が手狭になったのか、巣箱の外側に特異な形の巣が増築されています。
前々回のブログでもお伝えしましたが、チャイロスズメバチの女王は、営巣中のモンスズメバチかキイロスズメバチの女王を殺し、その巣を乗っ取って繁殖するそうです。
この森ではモンスズメバチもキイロスズメバチも繁殖しており、鳥の巣箱はモンスズメバチがよく利用します(キイロスズメバチは建物の軒下などに巣をつくることが多いです)。
残念ながらチャイロスズメバチに乗っ取られる前、どちらが営巣していたかは確認していませんでした。巣が乗っ取らた後しばらくの間は前の種の働きバチも混在しているそうですが、今回はすでにチャイロスズメバチ以外は見当たりませんでした。

6日ぶりに観察の森に出勤してみると、セミの主役がアブラゼミからツクツクボウシに替わっていました。アブラゼミもまだまだにぎやかですが、数的にはツクツクボウシの方がずっと勝っています。
ここ数年、8月の同じ時期に「セミの抜け殻を調べてみよう」という行事を開催していますが、一昨年と昨年はサンプルにするツクツクボウシの抜け殻が集まらず困りました。それに比べると今年は難なく集まりましたから、実際、今年はツクツクボウシが多いようです。150822ツクツク
[ツクツクボウシの抜け殻]

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