「菌輪(きんりん)」という言葉を知っていますか?
キノコが生えているところをたどっていくと、まるく輪になっている状態を指します。英語ではフェアリーリング(妖精の輪)と言います。
菌輪がなぜできるのか?
キノコの胞子から発芽した菌糸は発芽地点から放射状に等しい速度で生長するので円形になり、古い菌糸は死滅するので円周部が環状に残り、そこから子実体であるキノコが生えるからだと考えられています。

先日、白くて雪だるまのようなテングタケのなかま(たぶんシロオニタケ)を見つけました。ふと周りをみると、いろんなステージの同じ種類と思われるキノコが並んでいました。菌輪1
菌輪3
菌輪2

どうでしょう?丸く輪を描いているように生えていませんか?菌輪4


さまざまなキノコが菌輪をつくります。キノコを見つけたら、そのキノコの周りも観察してみてください。

秋風が吹き始めました。
今日のように天気が良いと、朝からツクツクボウシとチッチゼミがまだまだにぎやかですが、
クサヒバリ、モリオカメコオロギ、ミツカドコオロギ、エンマコオロギなどのコオロギ類やオナガササキリなどのキリギリス類が奏でる音もしっかりと耳にとどくようになってきました。
クサヒバリ
クサヒバリ「チリリリリ・・・」
オナガササキリ
オナガササキリ「シリリリ、シリリリ、・・・」

この時期になると楽しみなのが越冬地へ移動していく夏鳥との出会いです。
8月29日にはサンショウクイの群れを、8月30日にはエゾムシクイのさえずりを確認しました。
サンショウクイ(120912撮影)
サンショウクイ(2012年9月12日撮影)
つぎに出会うのはコサメビタキでしょうか。昨年は9月6日に初めて確認されています。
コサメビタキ(120921撮影)
コサメビタキ(2012年9月21日撮影)

先日、団体下見の対応で森を歩いていた大津賀レンジャーが、鳥の巣箱にスズメバチが営巣しているのを発見しました。
スズメバチは黒く、チャイロスズメバチのようだったと言うので確かめにいってみると、まさしくチャイロスズメバチでした。1508291
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この森でチャイロスズメバチの営巣は初記録です。
ハチの数は見えている分だけでも40~50頭。巣箱の中が手狭になったのか、巣箱の外側に特異な形の巣が増築されています。
前々回のブログでもお伝えしましたが、チャイロスズメバチの女王は、営巣中のモンスズメバチかキイロスズメバチの女王を殺し、その巣を乗っ取って繁殖するそうです。
この森ではモンスズメバチもキイロスズメバチも繁殖しており、鳥の巣箱はモンスズメバチがよく利用します(キイロスズメバチは建物の軒下などに巣をつくることが多いです)。
残念ながらチャイロスズメバチに乗っ取られる前、どちらが営巣していたかは確認していませんでした。巣が乗っ取らた後しばらくの間は前の種の働きバチも混在しているそうですが、今回はすでにチャイロスズメバチ以外は見当たりませんでした。

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