今朝、ピリリリッ、ピリリリッ」と特徴的な尻上がりの声を発しながらサンショウクイがネイチャーセンター付近を通過していきました。
サンショウクイは日本で繁殖したあと、東南アジアへ渡って越冬する夏鳥です。
観察の森では例年4月中旬~下旬と、8月下旬~9月上旬の渡りの時期にしか見られない“通過鳥”でしたが今年はちょっと状況が違いました。
繁殖期の真っ只中である6月中旬から7月中旬にかけて、北側コナラ広場付近で2羽のサンショウクイの声または姿を頻繁に確認したのです。
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[2羽のサンショウクイ 7月16日コナラ広場]
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[オスのサンショウクイ 7月17日コナラ広場]

巣立った雛は結局確認できませんでしたが、少なくとも繁殖が試みられたのは間違いないと思います。
サンショウクイは繁殖場所として高い木のある広葉樹林を選好するそうで、コナラ広場付近の林がサンショウクイの目にとまるまでに成長してきたのかもしれません。
観察の森では今後、サンショウクイを「通過するだけの夏鳥」ではなく「繁殖の可能性のある夏鳥」として見ていく必要がありそうです。(斉藤)