6月、森でウスタビガの幼虫を見つけました。
写真①
触るとキューキュー音を鳴らすという面白い習性をもっています。

しばらく観察しようとセンターへ連れてきたのですが、間もなく幼虫はマユを作り始め、一晩できれいなマユへと姿を変えました。
写真②


ウスタビガは幼虫時代、4回脱皮をします。1回脱皮するごとに見た目を変え、幼虫の最終段階である終齢幼虫へと成長します。この幼虫はもう終齢、つまりさなぎになる前の段階だったのです。

秋に羽化するということで、楽しみに待っていたところ..
11月14日、ついに立派な成虫が羽化しました!
写真③
オレンジ色で触覚が太いのでオスです。
からだはフカフカの毛で覆われています。

ガの仲間の越冬形態は、卵・幼虫・蛹・成虫と種によって様々で、ウスタビガは卵で越冬します。

成虫の命はとても短く、羽化後は餌を食べず、交尾、産卵(メスの場合)をすると寿命を終えるのです。

羽化したセンターのウスタビガは森へかえしました。
写真④

無事にメスと出会えるといいですね。

センターでは現在、ウスタビガ以外にも色々なガのマユを飼育展示しています。
写真⑤

次は何が羽化するのか楽しみです。
(植阪)