昨日は1日かけて森のおもなルートを歩いて生き物をチェックする巡回調査を行ないました。

森の代表的な木、コナラの落葉は進み、もうすっかり葉がなくなった木がある一方、写真のように色づいた葉をまとっている木もまだまだありました。
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昆虫はほとんど見なかったのですが、例外的に3番~4番や67番~70番あたりのコナラ林で、落ち葉に覆われた林床をベージュ色のガがたくさん舞っていました。クロスジフユエダシャクです。
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[クロスジフユエダシャク]
クロスジフユエダシャクは多くの昆虫が活動を休止するこの時期に羽化し、生殖活動を行ないます。

秋から冬に姿を現す冬鳥に関しては、シロハラやキクイタダキにはそこそこ出会いましたが、総体的にはさびしい印象です。シーズン初めにしばらく見られたシメを含め、アトリ、マヒワなどのアトリ類は確認できませんでした。
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[キクイタダキ]

朗報は、桜山貯水池でまとまった数のオシドリとトモエガモが確認できたことです(オシドリは56羽、トモエガモ22羽)。
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[オシドリ]
どちらも希少種で、トモエガモは環境省によって絶滅危惧II類(VU)に選定されています。昨シーズンは年が明けてから数が増えはじめ、1月下旬にはオシドリ324羽、トモエガモ136羽をカウントしました。今シーズンはどうなるでしょうか。(斉藤)

※桜山貯水池は私有地で、立ち入り禁止になっています。観察は自然観察の森のネイチャーセンターあたりからとなりますが、通常オシドリとトモエガモは20倍以上の望遠鏡でやっと顔の模様が確認できるほど遠くで休んでいることが多く、きれいな写真が撮れる距離に出てくることは滅多にありません。