2016年01月

ニホンアカガエルは冬のうちにいったん冬眠から目覚め、産卵を始めます。
開始時期は平年で1月中旬から下旬、開始日は総じて寒さの緩んだ雨の日です。
この冬は正月明け頃までは暖かい日が続き、もしかしたら今年は記録的に早く産卵が始まるのでは、と思っていたところに先日までの寒波。産卵はおあずけ状態になっていました。
そして3日ほど前からの春のような暖かさと一昨日から昨日にかけてのまとまった雨。この状況で産卵が無いことはありえないと思いつつ、昨日の朝、トンボ池に確認に行ってみると、12個の卵塊がありました。なお一昨日、雨が降り出す前にはありませんでしたので産卵開始日は一昨日(1月28日)の夜だと考えられます。
きょうの朝、また行ってみると、卵塊の数は39個に増えていました。
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[ニホンアカガエルの卵塊 本日撮影]

一昨日、センター前のチョウの庭に冬鳥のトラツグミがいました。160126-0

じつは今シーズン初のトラツグミ確認は、1月6日、センターの裏庭で若いハイタカに捕まり羽毛をむしられている場面でした。私のせいでハイタカはしぶしぶ獲物を放して飛び去り、そのトラツグミは九死に一生を得たのですが、深手を負っており、やっとの思いで羽ばたいて藪の中に姿を消したのでした。160126-1
[現場に残された羽毛]

で、もう一度、一昨日のトラツグミの写真です。160126-3

わき腹の羽毛が大きく無くなっています。
あの瀕死だったトラツグミに間違いありません。
翼には大きなダメージはなかったようで、ふつうのトラツグミと変わらない飛び方で芝生広場へ飛び去りました。

同じ日、その場から150mほど離れた水のみ広場付近でまたトラツグミに出会いました。160126-4

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わき腹の羽毛の様子で上と同一個体だと分かります。
しばらく見ていると、不意に駐車場の方へ飛び去ったと同時に、トラツグミがいたすぐ近くにシロハラが飛来しました。160126-6

もともとその場をなわばりにしていたシロハラに追い出されたのかもしれません。もしそうだったとしたら、一回りも小さいシロハラが強気に出るのはトラツグミが手負いだからでしょうか。

休み明けのきょう、センター周辺ではこのトラツグミの姿は確認されませんでした。この厳しい寒さの中、生き延びているのでしょうか。姿を見かけたら教えてください。

この冬、桜山貯水池では水鳥が非常に少ない状態が続いています。
1月9日におこなった全国一斉ガンカモカウント調査時には6種105羽しか確認できませんでした。
そんな中での朗報は、希少種のオシドリが、数は少ないながらも今年も定着しているようで、数日に1度は姿を現してくれることです。今日はこの冬最高の15羽をカウントしました。
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[本日撮影]

最近は寒い日が続いていますが、風邪などひいていませんか?
この冬は冬鳥が少なめの森ですが、冬に楽しめる鳥?の観察もできます。それは、「鳥の古巣ウォッチング」!
木がはっぱを落とすと、よく見えるようになります。落葉した木

先日の調査では、カラスを始め、ヒヨドリかなと思われる巣など、5つ見つけることができました。
巣1
巣2

主に北側に古巣は多いのですが、ネイチャーセンターで双眼鏡を借りて探しに行ってみませんか?

きょう、年が明けてはじめて鳥の調査(ラインセンサス)に出かけました。
前回12月27日におこなった調査結果とくらべてみると、
シロハラが増えたこと以外は大きな変化はなく、残念ながら依然、冬鳥は少ない状況です。
ただ、今回ミソサザイをこの冬はじめて確認し(17番札付近)、アカハラも確認しました(2番札と3番札の間)。
アカハラは5日にも30番札付近で確認しています。
アカハラは本州中部以北で繁殖する夏鳥ですが、本州中部以西で越冬するものもいます。観察の森では春の渡りの時期には比較的よく見かけますが、今回のように真冬に見ることは非常にめずらしいです。
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[アカハラ 2013年4月19日撮影]

なお、今回確認した冬鳥は以下のとおりです。

ルリビタキ
ジョウビタキ
アカハラ
シロハラ
ツグミ
キクイタダキ
カシラダカ
アトリ

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