2016年04月

夏鳥のキビタキは、4月10日に渡来を確認した後しばらく、園内の2、3箇所でしか声が聞こえてこない状況でしたが、20日にはセンター周辺でもさえずりが聞こえてくるようになり、ようやく渡来が本格化しそうな気配でした。
そして、終日の雨(21日)、公休日(22日)と2日間のブランクの後、きょう、鳥の調査で森を巡ったところ、キビタキの数が劇的に増えていました。この森に定着する個体とそうでない個体が混ざった状態だと思われます。あちこちでなわばり争いが見られました。
下の写真はセンター前でなわばり争いをしているところを撮影したものです。このように対峙したり、追っかけたりするだけでなく、取っ組み合いのけんかもしていました。
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きょうの調査ではコサメビタキ、ツツドリ、エゾムシクイの渡来も確認しました(エゾムシクイは昨日、常連のお客さんが確認されていました)。いずれもこの森を通過していく夏鳥です。

若葉の季節です。
センター前のコナラの高木もみるみる若葉が茂りはじめています。
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そのコナラの茂りの中から時おりチュン、チュンとスズメらしき声がします。
スズメの声は普段、お家の近くで聞き慣れているので、つい聞き流してしまいそうですが、観察の森にはスズメはすんでいません。じつはこれ、ニュウナイスズメの声です。
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[ニュウナイスズメ 4月15日撮影]

ニュウナイスズメは渡り鳥で、この若葉のシーズン、北の繁殖地へと、三々五々、観察の森を通過していくのが見られます。
昨年は4月23日に大きな波があり、30分ほどの間に300羽ほどが次から次へと西から東へ移動していくのがセンターのベランダから観察できました。
はたして今年はどうでしょうか。

夏鳥の渡来が続いています。
昨日4月9日にはオオルリを、
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[オオルリ 2015年5月22日撮影]
そして今日4月10日はキビタキとヤブサメのさえずりを確認しました。
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[キビタキ 2014年5月29日撮影]

オオルリとキビタキの初認日は昨年ほどではありませんが、平年よりかなり早いです。
一方ヤブサメは平年より少し遅くなりました。

観察の森にやってくる(または立ち寄る)夏鳥のなかで、ほぼ毎年、最初に確認されるのはセンダイムシクイです。初認日の平均は4月7日。昨年は4月2日という早さでした。
渡来日をおさえるため(厳密に言うと渡来日=初認日ではありませんが)、今年は3月末からほぼ毎日、センダイムシクイが真っ先にやってくるヤンマ池小屋あたりまで足を運んでいたのですが、今年は昨年のように早くはありませんでした。
そして今日は鳥の個体数調査の日。約3キロの定ルート上、山頂から200メートルほど下ったところで道のすぐ脇のやぶから「ヒンカラララ...」となんとコマドリのさえずりが聞こえてきました。
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[コマドリ 2015年4月22日撮影]
コマドリも夏鳥で、比較的早くに姿を現しますが、センダイムシクイより早かったことはこれまでありません。これは番狂わせか、と思いながらヤンマ池のある谷まで下りていくと、どっこいセンダイムシクイもやって来ており、2箇所から「チヨチヨビー」とさえずりが聞こえてきました。
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[センダイムシクイ 2014年4月13日撮影]

天気はこれから下り坂のようですが、今日は朝から快晴で、森は多くの人でにぎわいました。
ヤマザクラはまだ楽しめますが、160402-1

花が散り始めた木も目立ってきました。160402-2


ヤマザクラのあとを追うようにさまざまな花が盛りをむかえています。
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[コバノミツバツツジ]
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[アカシデ]

コナラの若葉も萌えはじめました。
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二、三日前まではヤマザクラの淡いピンクが点在するだけだった桜山貯水池の向こう側の山がカラフルになってきました。
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これから一番いい季節がやってきます。

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